人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ

[ソマリアランと襲撃者が打ち合う。
激しくも美しく、恐ろしい光景。
足が竦むなんてこと、自分には無縁だと思っていた。
思っていたのに。]


 あ、 ぅ  ……!  や、やめ ……っ

[うわぁ、と悲鳴のような声を上げて若い見習い騎士が切りかかる。
そちらを見もせずに、男の長剣が弧を描いた。
銀風の後ろ半分は、真紅の霧を纏う。
どさりと倒れた見習い騎士の姿は、どう見ても生きていない。]

(342) 2014/03/28(Fri) 15:51:13

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