[吹雪が止まったのは、氷槍の刺さった少し後。
ふたりの魔女を早いところ片付けてしまう時か、 契約者が、傀儡に声を掛けようとしたとき]
……何をして、
[傀儡の胸元に押し当てられるジェムは>>336
氷槍に貫かれた傷だけでなく、炎に焼かれた皮膚さえももとの綺麗な状態にしてしまいます。
それどころか、魔力さえも回復させてしまうほどの量。]
ツヴィンガーさん
[少年の呼んだ、誰かが呼んでいた名前
紡ぐ声は、柔らかく。
糸つながるままの指先を伸ばし、軍服の魔女の身を抱きしめようと。
それが出来ずとも、距離は近いままか。]