ふむ。 確かに、素直に認めぬところは似ておらぬのじゃ。[並の神経ならば肝の五つや六つは潰そうかという魔獣の怒気>>328を、どこ吹く風で受け流し、納得の顔でふむふむ頷く。] おぬしの後ろで、きっと誰かが苦労しとるぞ。 ふふ。嬉しい苦労かもしれぬがの。[軽やかに笑いながら、ひらりふわり風に吹かれるように離れていく。]