[足を踏み入れた広場で、ステファンらは不覚にも一瞬息を飲んだ。視界を埋め尽くす、人の山。溢れんばかりの熱気。呼応する意志。眩しい覇気。それらが壇上の唯一人を中心として――――渦巻いていた]「…っ、取り押さえろ!!」[いち早く我に返ったステファンが命令を叫ぶ。壇上の首謀者を目指し、鎮圧軍兵が武器を構えて突撃した*]