……この子がまた笑えるようになってくれたら[無意識のうちに呟いていた。][自分にできる事などいくらもない。けれど。] 少しでも、そのきっかけになれたら[そうしてレジーナは、時間を見つけては診療所へ足を運んだ。面会を拒まれれば無理に会おうとはせず、面会を許されれば、彼女の幼き頃のように笑いかけたり、抱きしめようと腕を伸ばした。][カタリナだけではない。 レジーナもまた、次第に気力を、笑顔を取り戻すようになっていた*]