[ 侮辱の言葉>>307に天使を語るなと 傲慢に振る舞う男に突き付けてやれたら どれ程良かったことだろう。 瞳だけが怒りを雄弁に語る中、 その瞳もまた触発され促され導かれた慾で 変容を見せる。 翼の付け根を辿る指、囁く声、瞳。 中身ごと掴まれるような感覚。 沁み渡る穢れに睫毛を震わせた。 喉を潰してしまいたい程に せり出てきた声は、蕩けていた。 ]