( ……ヨア? )[ゲルトと危ういような会話を続けるヤコブと、そんな二人を見つめるヨアヒムと。可能性に不安げに揺れる琥珀が二人の間を彷徨い。ヨアヒムの目に浮かぶ、どこか覚えのある色>>309に、瞬く。自身も、母を”人狼“だと名指しした”占い師“に、その後、彼女を問答無用で惨殺した”人間たち“に、向けていた怒りと憎しみ――憎悪の眼差しだとまでは、その瞬間には、気づけずに]