確認…ど、どうぞ、っす。
[確認させてもらっていいか、と聞かれれば、半分嘘をついている後ろめたさから、やや動揺して。
確認事項は「大丈夫っす」「ないっす」と間髪入れずに流していくだろう。
生理現象を確認されれば、どうだかわからないが、そうやって誤魔化していく。
なんとか誤魔化すことはできただろうか。
医務室に連れていかれなかったことに内心安堵しつつ。
念押しにはわかったっす、とまた嘘を。
人に頼るつもりなど、なかった。
それを悟られないように振り返らぬまま、
マーティンとは別れたのだったか。*]