― 回想:第2エリア通路 セルウィンと ―
ええ、是非。
ご来店待ってるわ。
[先生、が花屋に来るのを想像すると……あれ、意外と似合うわ。
奇しくもセルウィンと同じことを思って>>224、ちょっと可笑しくなる。
普段は情報が漏れでもすると大事なため、第1エリアの船員居住区の一画を借りてお勉強会をしていたから。
花屋を訪問する先生というのも、少し見てみたいところだ。
写真をいっぱい撮って、研究室の皆に見せようと考えていることを知ったなら、積極的に協力する旨なんかを伝えただろう。]
ふふ、軍人って幅広いのよ。
ほら、スポーツでもチームスポーツなんかは
役割分担してるじゃない?
あれと一緒よ。
それに、軍部って堅っ苦しいし、好きじゃないもの。
そう言われた方が、嬉しいわ。
[ケロッとしてそう言う。
当然だ、好意的になれるはずがない。
しかしその場に甘んじているものとして、余りけちょんけちょんに貶すのもどうかと思ったので、それくらいでにこりと笑った。
その理由を知らない彼にとって、何を言っているのか分からなかっただろうけれど、仕事がいやだなーくらいのニュアンスで取っていて欲しいなとおもいながら。]