人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


読書家 レト

 ― 書庫 ―

 『何故、泣いていた…?』

[その問いには答えなかった。

答えられなかった。
「ばけもの」になった己が怖いのだと
それでもなお受け入れていることが
意識は連続して、保っていることが
かえって恐ろしいのだと、言えるはずもなかった]

 美味いもんは、美味いんだもん ……なーんて

[開いた本は、最初の頁から動かない。
聞く者のない軽口は空しいだけだった]

(340) 2013/10/03(Thu) 01:04:19

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