[ 約束の相手に近づこうとしたところで、不意に横から先方に掛けられた声>>0:515に瞠目する。
ディークに渡された木の剣、ジェフロイ自身の手にも。手合わせの段取りなのは明らかだ。
『見学させて頂きます』と告げて、壁の際まで下がった。
すぐに始まる打ち合い、
ジェフロイが叩きつけるように剣を合わせる重い衝撃音は空気をびりびりと震わせ、
手首を返すように流していくディークの小気味よい打音は、まるでダンスをする人の靴音のようでもある。 ]
……すごいな。
[ 剣だけで終わらず、組み合っての体術も。
相手の油断を一瞬たりとも見逃さない気迫に、フレデリカ>>5の様子が気になりつつも、目が離せない。
――、と、先程まで床の上にぺしゃんこになっていた筈のフレデリカが起き上って二人を見ながら呟く声>>68が聞こえてきた。 ]
そうか、タイプの違い……。
偉そうに言ったけどそういう事だよな。