[果実ひとつを食べさせる作業は、それこそ睦合うように楽しく穏やかなもの。やがて果実がなくなれば、紅く染まった指先を舐めた] …それは私達自身 純情な愛の告白なのだよ? 私達が羨む貴方の一部になって、…[ゆるりと瞬く、猛禽の瞳] なに、私達を宿すことに鴉殿が不承知であられれば、 ───貴方を腑分けして取り除いてくれるだろう。心配はいらないよ[喉を鳴らすように笑って、立ち上がった] 他に、なにか願うことがあるならば言うがいいよ 私達は今 可愛い貴方に触れられて機嫌がいいからね