[彼のものの感覚>>324の通り、見てはいなかった。敵だとすら認識をしていなかった。この期に及んで獣のように猛る思いは、周囲を観覧としてみている群衆にも紛れる程度にしか感じ取れなかったのは、苛立ちとともに醒めていたからか。ただ、絶対>>325という言葉を真正面から砕くように。何もいらない>>323といった言葉を自身>>326で否定させる隙を作らせて鳩尾を柄で思い切り殴りつけた]