[背中を向けたとき、アルビンが自分に向けた視線>>329には気付けなかった。
だが、作ってないとの言葉にアルビンが浮かべた冷めた表情には、ついむきになってしまう。]
しょーがないだろ!
あのレシピ、解読するだけで一苦労なんだから!
[ついでに馬鹿正直に自分の口から真実を明らかにした。
普段はのんびりしていても、図星をさされるだとアルビンの罵倒にあっさり乗ってしまうのが昔からの癖だった。]
その代わり、アルビンが村にいる間に、絶対香辛料を使っておいしいパンを完成させるからな!
[パンを食べたいと思っている本人に気付いているのかいないのやら、な態度で、先ほど言われた料金を差し出した。]