[一通り報告を聞き終えた後。僅かな沈黙を挟んで、ひとつの部隊の成果を問う]…ドーベルニュ少佐は?[遊撃部隊である彼の軍は、時折、斥候が引いた線を超えて敵軍の腸まで食い込むことがある。此方の事情も組んでくれ――と、相手の階級は上ながらそう苦言を呈したこともあった>>220ウェルシュのことを血気盛んな若造だと評する声は耳に届いているけれど。…本当は、そんな生易しい理由でないことを知っている]