― サクソー川・修道院跡側 ―[川へと落ちた兵達は鎧に動きを制限され、流水に抗うのもままならず流され行く。そこに投げ込まれる岸からのロープ>>323、そして盾を捨てろという声。それが誰のものなのかも考えず、言われるままに盾を離し、流れの先にある即席橋へと掴まった。それにより一息ついた時、彼らからは闘争心が抜け落ちていた。流されたことにより疲労が蓄積したことも少なからずあろう。一番大きいのは、戦っていた者に助けられた、と言う事実である*]