ほんっと、上達が早いなオマエ。 最初の頃の希望者は、殆ど途中で諦めてったのに。[シロウ教官の特別授業、という話を聞きつけてきた生徒たちに、基礎の体捌きから教えて。それが剣の持ち方などへと発展していく頃には、ひとり、またひとりと脱落していった。実際に木刀を持って訓練を積み重ねていけば。数ヵ月後にまだ残っていたのは、カレルを含めて両手で数えられる人数になっていた]