人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


[ 施しと誘惑の違いを知らず。
 神への愛≠妄信的に求め眩んだ蒼眼は
 清廉なまでに静かな色を湛えていたのに
 今は溶けて膜を張っていた。

 口づけにふやけた唇から覗く赤い舌が痺れている。
 触れられている場所から暴かれているような心地に
 本能的な忌避を覚え、背を支える紳士的な
 手にすらも忌まわしきものだと判別した。

 素直であるからに言葉遊びや綾を知らない。
 恐れれば放してくれるのかと言葉>>301
 探りを入れる瞳は無垢に彼を覗き込んでいた。 ]

(338) 2018/03/20(Tue) 11:26:06

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