じゃあ…、好きなようにさせてもらうよ――。[>>303まるで確認するかのように告げれば、腕の中の青年と共に淡い輝きを放ち。砂の城が決壊するかの如くさらさらと崩れ、形を変えていく。やがて淡い輝きを放つ砂は、どこからか吹いて来た風に乗り。瞬く星に紛れるように、夜空へと消えた。]