― サクソー川/橋の南側 ―[その後>>333、幾合を打ち合ったろう。───ざ。と、クレステッドの刃が男の身を切り裂いた時、既に左肩からの傷も背にある傷も開ききっている。クロイツと、そしてアルブレヒトから受けた傷だ。上半身を血に染めて、そうかと思う。そうか……遂に、捉まってしまったか。] …────、ふ。[致命傷に口の端から血を流しながら、男は槍を横に一閃した。間合い取らんとの薙ぎ。それのすぐに力尽き、膝が地に落ちる。]