[そもそも何だろう、この自白祭りは……][ミステリー小説で言えば、探偵が謎は全て解けた状態になる前に容疑者が次々と私が犯人ですと自供しているようなものだ。 本当の犯人が、ふつう、そんな事はしないだろう。 あくまで小説であれば、だが。] ……はあ。[溜息が漏れる。] ごめん……ちょっと頭が混乱して喉が渇いてるから、紅茶淹れてくる。 珈琲が良い人が居るなら、言ってくれりゃ淹れてくるよ。[ヤコブの淹れた紅茶もそろそろ冷めている頃だろうからと、一度席を立ち、厨房へ向かった**]