[防具を割る感覚過ぎ腹部の柔かい肉を断ち切る感覚があり、頭上に光る銀光がある。]──こい、 来い。 まだだろうが[来い、と次を求める声、胴体を断ち切るまでは行かずに奥側へと押し切らんとする。カレルの腕が天上を刺すように振りかぶり、肩へと切り炉される。肩口に焼けた痛みが走れども──浅く。]…の、…っ[それが、なぜか無性に、腹立たしい。]