― 神域への門 ―[焔弾が相殺されるのは想定内。>>332それが取り巻く風を引き剥がせれば重畳、思っての一撃だったわけだが]……は。素直だ、[風に散らされた焔の残滓が紅く、黒く、煌めく中へと踏み込み、腰を落として低く構え]ねえっ![右の真白を切り上げつつ、右足を軸にくるりと回る。刃が向こうを捉えても捉えなくても右の刃は深追いする事はなく。入れ違うように左の漆黒が、回転の勢いを乗せて斬り上げられた。*]