― 世界樹の枝の上 ―ボクが星司を傷付けちゃうなんて...ごめん...ほんとにごめんなさい...[ 自分の未熟な魔法のせいで、星司を傷付けた、そう思うと情けなさでまた涙が出そうになる。泣いても星司は喜ばないし、子供じゃないんだから泣いて許されるものでもない、とは、思っていたから、ぐ、と堪えたが、謝罪が口をつくのだけは止められなかった* ]