― 魔界温泉郷 ―
[何気ない言葉が既視感を招いていた>>333とは知らぬまま。
申し出に応じて手が離される>>335と、両腕でしっかり、魔導書を抱え直した。
転んで水に触れた事と時間がたった事で、魔界植物の与えた影響も大分薄れている。
まだ少しぼんやりとはしているものの、いつもの思考は戻りつつあった]
ええ、行きましょう。
[探すか、という言葉に頷き、歩き出す。
とはいえ、こういうものの選別に関しても、どちらかと言うと任せきりなのはいつもの事。
結局、選択はレトに任せ、見つけた休憩室に落ち着いた。**]