― カレン・騎士公館 ―では俺が共に行きましょう。俺と、出来ればもう一人……いや。何でもありません。[言いかけて首を振ったのは、罠の可能性を考えてだ。罠でなくとも何が起こるかわらかない、行き先は魔境である。損害は最小限に済ませるのが最善だろう]道行きにはつまらない相手かも知れませんが、ご容赦を。[道中の会話を引いて、イングリッドへ薄い笑みを向けた*]