[彼女が全てだと言いきった彼>>330。答えを聞いた男は、寄り添うように側いる参謀>>329の方へ話しかける。彼女はどんな顔をしているかは知らない。見る余裕もない。しかし、彼女から感じる気配は申し訳なさと覚悟が感じられて。一つの問いを、かける。]参謀……いえ、リアさん。貴女も彼の為に全てを捨てられますか。もう自国にいる弟……リヒャルトさんには会えなくなります。――それでも、彼を選べますか。