攻める道も守る道も同等なら言う通り河に全部じゃないにしろ部隊をいかせてもいいし、現場判断で森に部隊をいかせてもいいし、平原に集中してもいいんだが…この霧の中、攪乱させられて同士討ちなんていやだから、一か所に固まるのは避けたほうがいいだろう。
煮え切らない上、受け身になるがすぐには交戦させない予備兵力を後方に用意して状況に合わせて投入することだろう。予備兵力ってのは案外重要だからな。
[意見はいった。辞令に従わないという手段を講じるのかもわからないが、後はどう判断するかは任せるとばかりに、椅子にもたれ掛り、口をつぐむ。質問があれば答えるがしばらくは会議の末を見守る構えであった*]