[チャットメッセージが来ていたのに気付いたのはこの時だった。>>315]『どういたしまして。無事で何より』[慣れた調子で手を動かし返信する。……さっき助けに入れなかった天使の人や弓の人も大丈夫なのが緩く巡らせた視線に映る。彼女らの周りに敵の姿はなく海は穏やかな姿を取り戻していた。だがそれも束の間のこと]