── 宿 ──[ジムゾンのカンテラが照らす先に宿の扉が見えた時には安堵から肩の力を抜いたものだ。宿を出るその時に顔が見えなかった友達が外からやって来たのには驚いたが>>311彼女が言ったとおりに強くなってきてもなんとか歩ける内に帰って来る事ができた。] 神父様、本当にありがとうございました。 スープも残っていますし、お風呂も用意されているそうなので……。 身体を温めてからお休みになられて下さいね。[玄関から中へ、お互い落ち着いた頃合いに感謝を述べ深く腰を折り、場を辞した。]*