― 回想:街で ―
[北風に送ってもらい街へ来た。>>229
来た理由はミリアムの誕生日プレゼントを買うため。>>0:835>>0:596
期待しといて、なんて言ってしまったが
そのあとによくよく考えたら20歳の誕生日プレゼントなんて
かなり重大なことに気が付いた。
毎年誕生日は来るけれど
それまでとも、これからとも一線を画す大切な誕生日。
人生の3大ビッグイベントの1つと言っても過言ではない。]
これはハズすわけにはいかないな……
[大切な、ミリアムの特別な日―――何を贈ればいいだろう。
いろいろと思い描き、ミリアムのことを考えながら歩くと
ふと、ショーウインドウに目が留まった。]
これ かな
[店員さんに頼み、ラッピングをしてもらう。
ミリーは喜んでくれるだろうか
渡した時の相手を想像しながら帰る道程。
いつ渡そう、と考えているうちに会場へと舞い戻った。]