ドロシー…
[ 時折寂しそうな表情を浮かべながらも
仲間を守るため、頭痛に苦しみながらも
果敢に最前線で戦ってきた彼女だ。
敵は海賊、だけでは無かったのだろう
仲間の反発とさえ戦ってきた彼女は
紛れも無く誇りの船長だった
そんな気高い船長の気弱な声>>233を聞くことは
滅多に無かった気がしたから
私まで切なくなってしまう
辛かったとき咲かせてくれた花>>232は
私を悪夢から救ってくれた
花の芳しい香りと彼女の優しさに包まれれば
私は悪夢に苛まれることは少なくなっていき
笑顔で居られた
彼女のことが大切だった、のに
ドロシーの元から目もあわせないまま逃げ出したことが
彼女を傷付けたことに、
そして彼女の中に広がる感情にも思い至れない ]