[ここまで作戦はうまくいっていた。だが、うまくいったことが別の禍を呼ぶこととなる。高く上がった炎は、北へ向かっていたそれの気を引いた。火竜ブレイズグリザーン山脈を越えようとする途中>>8の火竜は、地上で燃え盛る炎を見て気まぐれにその進路を変える。突如上空に飛来した竜はその大きな口を開き、駐屯地を焦がす炎など比べ物にならない劫火を地上の生き物たちに吐きかけた。*]