― 学校跡地・救護室的な場所 ―
そう。なら遠慮なく。
[と言いながらも半分なのは、できるだけ薬に頼りたくないという意思表示にも見えただろうか。
ソマリもどうにか問題ないらしいと息を吐いて。
苦笑されたのを見送りながら、は、と熱高めの吐息を零した]
だからトんでる暇もないんです。
この後も、ラウエンブルク大佐に呼ばれている。
[傷口を見るなという忠告に肩を竦め、それでも素直に目を閉じた。傷口が多少深くても怯むつもりはないが、見てて楽しいものでもない。
何より疲れていた。体力的にも精神的にも。少し自棄な気分まで混じる程度には]