― 黄砂の村 ―……おー。ハデにやったんねぇ。[知った気配を追うよに移動を念じ、踏み出した先。たどり着いた先は、焼き討ちにでもあったが如き様相の空間。とはいえ、このくらいはあるだろ、という予測もしていたから、驚きの響きはそこになく]……とりゃーず、これは置いといて、と。[一先ず、持ち込んだあれこれは、近場の無事そうな建物にしまっておいて。身軽になったところで、軽く、身体を伸ばしてから紫紺の柄に手をかけた]