人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア

― 追憶/2年前・ストンプ ―

[配属となった艦の改修のためにストンプを訪れた際のこと。
軍に属してからは10年戻らなかった故郷で、ヴィクトリアはウェルシュを訪ねた。
可能ならば父と鉢合わせないように、と造船所へ足を運んでもらうよう頼んだのだが、どうだったか。
呼び出しの理由は、乗ることになった巡洋艦ヴァイの装甲の改良について、知識豊富なウェルシュに助言を請いたいと言うもの。
それが一段落した頃、ヴィクトリアは思案する間を空けてウェルシュに一つ問うた]

………ウェルシュ。
ルカから、……アンタの姉さんから、何か連絡はあったかい?

[きっと幼馴染のことだから、ウェルシュには手紙を送っている>>1:228と踏んでの問いかけ。
近況の確認といった態を取った心算だったが、急な問いかけに訝しがられるやもしれない。
ただ、帝国軍に属していることを知らないと分かれば、話だけを合わせてその部分は口を噤んだ。
幼馴染がそれを望まないのだと考えたためである*]

(335) 2015/11/07(Sat) 17:56:30

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