[7歳の時、招かれた客人は淡い金色の髪をしていた。
同性で、かつと同じ守護者という事で、是非少女の友人にと求められたのだ。
事前に告げられていたものの、アイルリートの性別を間違えた一件から、また何か失敗しないだろうかと少女はかなり緊張していた。]
ほんじつはわざわざおこしくださり、どうもありがとうございます。
あなたがミリアムさまですか?
はじめまして。
わたくし、ベルティルデともうします。
[スカートの裾を摘まみ、挨拶をした少女は自分より一つ幼いミリアムに頭を垂れる。
先生に習った通りに出来て、少女はほっと安堵の息をつく。]