「女が───」「帝国の──…」[密やかな不安は、カサンドラの技量によって打ち破られる>>1:925兵らは最初は恐る恐る、次第に並んで銃の整備を受けた。その中に、少年といって良いほどの兵の顔もある。カシムと名乗るその少年は、整備され返された銃を手に、カサンドラの言葉>>1:927に目を輝かせて頷いた。頬が喜びで紅潮している。やがて彼は辞令>>266により、ファロン少尉付きとして、カサンドラ護衛の任に着くこととなる。その腰には誇らしげに、リボルバーがしかりと挿されてあった*]