[何かを頷く様子のフリーデルに気付いて、そちらに視線を向ける。フリーデルの幼い頃の話は直接は知らないが、宿屋に宿泊している間に、ディーターから聞いたことがあった。女手一つで自分を育ててくれた母親が、そも男勝りの性格であるせいか。女性とはそういうものか、と間違った知識を得た、という余談はあるものの。今はアルビンの話を聞いてのフリーデルの反応にどんな意味があるのか、関心を持った。] フリーデルさん。 何か気になる点でも?[反射的に尋ねた。]