人狼物語−薔薇の下国

355 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサII


高校二年生 ジル


 …………ごめんなさいっ、
 人を待たせているので僕、もう行きます!!

[それだけ告げて、ジルは目元を隠したまま、廊下方面へと走り出した。
先まで話をしていたシメオンやサシャへ挨拶もせずに。
誰かに止められたとしても振り切るつもりで。]

[早くこの場を去りたかった。
後ろめたさを見透かされたくなかった。

会ってすぐ去ってしまったことを、不審に思われるだろうか?
それでも今は、冷静に彼女と向き合える自信がなかった。]

(334) 2015/07/12(Sun) 10:18:13

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