人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


夜盲 ジャン

―小部屋―

[>>320この話を選んだのは何故だろう。
男にとっては、彼の話を引きだす為の代償に過ぎなかったが。
それでも無意識に、最大限の誠意を見せた結果ではあった。

やがて静かに、彼>>320は語り始める。
ぽつりぽつりと零される身の上を、相槌を交えながら聞き。
純朴なその声は、何処か耳に心地良かった]

 ――…貴方は。 御自分が、赦せないのですね。

[愛されていないと、彼は言う。男は其れを、受容する。
愛を語る何処か危うげな姿を、微笑みながら見守っている]

(334) 2015/01/30(Fri) 18:27:12

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