人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


瞬槍 リエヴル

[部屋を包み込む音、そこに籠る想い。
 それをはきと感じつつ、そっと、手を触れるのは新たな命宿る場所。
 そうして、歌を最後まで聴いて、その響きを自身の内に刻み込んで。
 伝えられた言葉>>323に、僅か、瞳が揺れた]

 「……伝えてくれて、ありがとう。
  でも……」

[一体いつ、この歌と、言葉を託されたのか。
 ふと浮かんだ疑問に返されたのは、不思議なまどろみの物語。
 俄かには信じ難いけれど、疑う事はしなかった。

 兄は常に前を向いて。
 自分が死す瞬間の事は考えていないひとで。
 だから、生きている内に歌や言葉を託すとは到底思えなくて。
 だから、本当に、そんな不思議な場所で出会えたのだろう、と。
 そう、素直に受け入れられた]

(333) 2014/04/13(Sun) 22:43:31 (tasuku)

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby