[彼の言葉に耳を澄ませる狭間にも、逸る呼吸が織り込まれる。
五感さえ超えて、伴侶の存在を内に感じとり、昂る根源が
じわりと瞳を霞ませた>>328
自分に触れる彼の表情を、所作を、全てを見ていたくて、
頬を擦り寄せ眼差しを掬う]
嬉し……、貴方にそう、されるのが。
何より好きなの、だから――…、
[彼に穿たれ、この身を掌中に収めるべく育まれた彼の力、彼の熱情そのものを、奥深くに孕まされる至福。
潤沢に注がれる精気に、結合を解いてなお蹂躙を余韻に変えることさえ許さぬように、胎を隅々まで舐め上げられる感触を恋しがる]