言われるままに開国してみて、マチュザレムが率先してナミュールに無体を働いたら取り返しがつかないという不安はわかる。 それに関しては、わたしの生国の例を保証にするしかない。 セドナはマチュザレムに訪われ開国したが、いまだ君主制を維持している。 マチュザレムは内政干渉はしない。 ただ、世界地図に空白があるのを許せない国民性なんだ。 この国の国体を──姫巫女を護りたいならば、マチュザレムと組むべきだ。