― ある竜騎兵の話 ―
[三年前、ディークは竜騎兵隊に配属された。
程なく、ディークは竜騎兵隊の訓練に乗り出すことになる。
乗馬技術、それに射撃の技術を徹底した。
竜騎兵とはすなわち、
戦場に馬を駆り剣と銃をもって戦う部隊である。
特別隊に一部例外が見られるものの、正規にはそうであった。
竜騎兵は狙撃銃をベルトに固定して携帯し、
サーベルと短銃をも同じく携帯する。
火薬はごく貴重品であるから、多く使うことは出来ない。
だからとディークは、徹底して射撃の精度を上げることを求めた。
カサンドラがやって来た>>1:924のは、そんな竜騎兵隊の宿舎前である]