そう・・・・・・すか。[ごくんと生唾を飲み込む。ここは話を変えるに限る。それが一番だ。] なんか、ふらついているみたいだけれど、大丈夫っすか? こんな時っすから、お互い気をつけましょうよ。 そうだ、せっかくっすから。[一歩警備員に歩み寄り、腰に巻き付けられた物入れをがさごそと漁る。果たしてその姿は、警戒をしている警備員にはどのように映っただろうか。]