人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


タイラント テオドール

[ 森の切れ目にくると、馬に鞭をあて、一気に走りだした。
 軽鎧が鳴り、黒衣がなびいた。

 陽動として矢を放ち、そして距離を詰める。
 途中で弓を捨て、鞍から剣を抜いた。
 長い剣だ。一メートル半はあるだろう。 ]

[ 警告も名乗りもなく、テオドールはヤコブに切りかかった。
 馬の振動を感じさせない、見事な剣さばきだった。
 まるで馬と人と剣とがひとつの生命体であるような。 ]

(333) 2014/03/28(Fri) 13:54:17

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