[左右に腕を伸ばし、動きを止めた二機の頭部を掴むや粉砕する。力なく落ちていく落ちていく敵機を気に留めず、R-01は可哀想な子羊に踊りかかった。
刀を抜き、切り裂くと同時に反対手に持ったライフルを連射する。S-05に比べて正確さに欠けるため、幾つかは外れていくが、それでも急激に数を減らしていく。
W-03の指揮の下、G-04が戦場を駆け、S-05が撃ち抜き、そしてR-01が確実に迎撃する。
後に残されたのは五つの星。
その星達がクラウズという名の雲を消し去るまで僅か一分。
そして世界の各組織にクラウズの消滅という驚愕のニュースが流れるまで、そう時間はかからなかった]