人狼物語−薔薇の下国

282 ルー・ガルー OROCHI 2 〜グラサガ合流編〜 


【見】 放浪者 エディ

[ふる、と首を横に振る。
表情にあるのは、珍しい戸惑いのいろ]

 ……御主。

[今度は、はっきりと声に出して呟いて]

 ……今感じた、力の感触。
 忘れようったって、絶対。無理、だ。

 ……でも……。

[在り得ない。
そう、思ってしまうのは──記憶から消える事のない光景のため。
同時、既に痛みを感じる事のないはずの傷──竜角に貫かれた痕が疼いたような気がして、無意識、右手をそこに押し当てていた。
その肩の上、真白の妖精は俯く青年と、虹の煌きの跡をしばし見比べた後。
きゅう、と甲高く鳴いて──ぴょい、と。跳んだ]

(332) 2014/12/15(Mon) 00:49:07 (tasuku)

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