[遠い遠い、過ぎた話。あの頃誰も差し伸べなかったから今がある。破壊を愉しむことができるようになったのだ。それを今更、差し伸べた手>>1:3に救いの手を、なんて遅すぎる。止めてほしいと、殺してほしいと願ったら、ナネッテはどうなるの?そんなことをしたら、ぼくのせいで辛くない?ナネッテがぼくを案じてくれるのと同じぐらい、ぼくもナネッテが心配だよ……――。自分ですら殆ど見えない本音は、なかったことにされる。]